糖尿病外来

■はじめに

毎週金曜日(休日・祝日を除く)の午前(9時~12時)が診察日です。
糖尿病患者は、今日わが国では、潜在患者も含めて約740万人、予備軍は約880万人いると推定され、 今後も増え続けると予想されています。糖尿病になってから放っておくと、失明や、脳梗塞、心筋梗塞、足の切断、 尿毒症といった取り返しのつかない合併症を引き起こすことになります。

■糖尿病とは

糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度が、慢性的に高くなる病気です。 血中ブドウ糖を調節しているのが、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンです。ブドウ糖は大切なエネルギー源ですが、 インスリンの働きが低下して、ブドウ糖の利用がうまくいかず、慢性の高血糖状態になるのが糖尿病です。その病態には、 インスリン分泌不全とインスリン抵抗性が関与しています。

■糖尿病の診断

糖尿病の初期には、自覚症状がなく、かなり悪くなってから自覚症状が出現しますので、 病院の受診が遅れることがあります。喉が渇き、水分を多量に摂り、尿の量が増える。 体にだるさを感じるようになった。家族に糖尿病患者がいる。健康診断で異常があると言われた。 これらの項目に当てはまる場合には、早めの受診をお勧めします。診断には、経口ブドウ糖負荷試験を実施します。 表1に診断基準を示します。既に合併症を呈している患者さん、著しい高血糖状態で受診された患者さんは、 ブドウ糖負荷試験は不要です。
空腹時血糖値および75g糖負荷試験(OGTT)2時間値の判定基準(静脈血漿値mg/dl)
  正常域 糖尿病域
空腹時値 110未満 126以上
75g OGTT 2時間値 140未満 200以上
75g OGTTの判定 両者をみたすものを正常型とする いずれかをみたすものを糖尿病型とする。
  正常型にも糖尿病型にも属さないものを 境界型とする。
随時血糖値≧200mg/dlの場合も糖尿病型とみなす。正常型であっても、 1時間値が180mg/dl以上の場合は、180mg/dl未満のものに比べて糖尿病に悪化する危険が高いので、 境界型に準じた取り扱い(経過観察など)が必要である。

 

■糖尿病の治療

糖尿病になると、全身の合併症を引き起こしますが、治療を続けることで、合併症発症を抑制し、健康な生活を送ることが充分可能です。現在の医学では、薬を飲んで糖尿病が治るということはなく,糖尿病に対する治療は、血糖をコントロールすることです。血糖のコントロールを通して、合併症の発生を防止します。厳格な血糖コントロールを維持することで、糖尿病合併症の発症を阻止することができます。
 
初期の糖尿病治療は運動療法と食事療法であり、軽症例では、これだけで血糖コントロールを得られます。運動・食事療法で,充分な血糖コントロールを得られない場合は、薬物療法を開始していきます。糖尿病薬の特徴を図1に,当院での薬物治療のおおまかなプロトコルを図2に示します。実際は、早めにインスリン注射を導入する方が良いことが多いのですが、注射は、患者さんにとっては、重症感もあり面倒なため、飲み薬を処方することもあります。
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