九州リンパ浮腫センター

■センター開設のご挨拶

西別府病院リンパ浮腫治療室は、平成20年8月に開設し、これまでに、約350名のリンパ浮腫の患者さんの治療にあたって参りました。患者様は、大分県内のみならず、九州各地や遠くは関東、中部、関西からもご来院いただいておりその需要は年々高まっております。そこで、このたび診療体制の一層の充実を図るために「九州リンパ浮腫センター」として名称、組織を新たにすることといたしました。これまで以上に県内や、九州管内、さらには、全国のリンパ浮腫治療施設や治療従事者の方々と密接に連携しつつ、少しでも多くの患者様のお役に立てますように職員一同努力してまいります。

■リンパ浮腫治療について

リンパ浮腫とは、何らかの原因で、リンパの流れが悪くなり、手や足にリンパ液が多くたまって起こる慢性のむくみです。一旦、発症すると完全に治癒することは難しく、一生付き合うことになることが多い病気です。しかし軽い時期でも重症になっても、病気に対する正しい知識と治療方法をご自分で習得して継続することで、むくみを改善させ、それを維持することができます。当院では、リンパ浮腫でお悩みの患者様に「日常生活での注意点」などの指導と「フェルディ式複合的理学療法」さらに「セルフケア」の指導を行っております。複合的理学療法はとは、国際的な標準的治療法として認められている治療方法で以下の4つの治療を組み合わせて行います。

  1. スキンケア
  2. 医療徒手リンパドレナージ(マッサージ)
  3. 持続的圧迫療法
  4. 適切な圧迫下での運動療法

リンパ浮腫は、残念ながら長く付き合っていかなければならない病気です。短期間での治療だけでなく、ご自分でご家庭でも継続して治療を行えるように、セラピストによる治療と共にセルフケアを習得していただくために、必要な方には入院治療をおすすめいたしております。
また、安全かつ効果的に治療を行うために多くの診療科や多職種と連携してチームとして診療にあたっております。

■九州リンパ浮腫センター組織図

組織図

【九州リンパ浮腫センター組織図】

■外来診療

以下のように、木曜日を除く平日の午前中に、診療を行っております。 診察と簡単な検査(サイズの測定、超音波検査、体組成分析など)を行い、リンパ浮腫の正確な診断とその進行度、重症度を判定しております。ごく初期で軽度の患者様の場合は、初診日に日常生活のアドバイス・自己診断法などを指導し、弾性着衣などの処方のみで治療が可能となる場合があります。
 
午前 新患/再来 新患/再来 新患/再来 電話相談日 新患/再来
午後     おさらい会    
病 期:0-Ⅰ期 発症のごく初期段階から朝夕で浮腫の程度が変化する時期。
重症度:軽症。左右差がほとんどない。
弾性着衣装着後

弾性着衣装着後

弾性着衣装着後

弾性着衣装着後


■入院治療

残念ながら中等度から重度のリンパ浮腫もしくは、病期が第Ⅱ期以降になった患者様は、以下の目的で原則として入院していただき、専門のセラピストが一対一でサポートして、治療とセルフケアの指導を行います。

  1. 標準的な複合的理学療法に則った連続した集中的な浮腫の排液治療
  2. 生活習慣の改善、
  3. 標準的は複合的理学療法のセルフケアの習得

以上の入院治療はプログラムに従って行われますので、すべて予約制で、入院日は月曜日、退院日は金曜日を原則としております。
標準的なプログラムとしては、
上肢リンパ浮腫:原則として12日間 月曜日から翌週の金曜日まで
下肢リンパ浮腫:原則として19日間 月曜日から翌々週の金曜日まで
となっております。


ただし、程度、部位、生活環境、その他の要因により柔軟に治療計画の変更も可能ですので 初診時に、入院期間その他については患者様毎に相談させていただきます。 

【お問い合わせ、予約・受付】
☆ 初診の方は、待ち時間を短縮するために、なるべくお電話等で予約をお願いいたします。紹介状がある場合、初診料が安くなり、診療も円滑にできますので、可能でしたら前医の紹介状をお願いします。
 

☆ 全国どこからでも入院可能です。遠方の方は、直接入院(外来初診無し)もできます。
但し、必ず事前にお電話/ファックス/メール等でご連絡ください。

【おさらい会】
 当院での標準的な複合的理学療法とそのセルフケアが習得できた患者様で
経過とともにセルフケアに問題が発生した場合など「外来通院」の形で、隔週の水曜日の午後14時からセルフケアの「おさらい会」を行っております。お気軽にセンターセラピストにご連絡ください。

【費用】
 当院での診療は、全て外来も入院も健康保険の適用となります。現在、複合的理学療法に保険適用がございませんので、セラピストの治療費は無料となっております。弾性着衣は、癌などの手術後に発症した患者さんの場合は一部、健康保険と同様に「療養費が還付」されます。ただし、今後ご自宅等でご本人がお使いになるセルフケアに必要な物品は、実費で購入していただきます。1セットで10,000円から15,000円程度になります。
また、各種民間の入院保険も給付の対象となります。

【電話相談日】
 毎週木曜日は、特に電話相談日としております。どんなことでも結構ですので、センターのセラピストにお気軽にお電話ください。

〒874-0840 大分県別府市大字鶴見4548
独立行政法人国立病院機構西別府病院
九州リンパ浮腫センター/地域医療連携室

電話   (0977) 24-1221(代表) FAX  (0977)76-7231

■センター長(外科部長) 内503
唐原(トウハラ)和秀(日本外科学会専門医)

■副センター長/セラピスト  内512 宮本 陽子

■地域医療連携室 内777 山崎 智子

予約受付時間/9時~15時(土、日、祝を除く)
Mail address : lymph@nishibeppu-hp.hosp.go.jp

アクセスマップ

〒874-0840 大分県別府市大字鶴見4548番地 TEL:0977-24-1221 FAX:0977-26-1163

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