呼吸器リハビリテーション

西別府病院での呼吸リハビリテーションの特徴

当院は神経難病、重症心身障害児・者、結核などの拠点病院になっているため、慢性呼吸不全患者を含め様々な呼吸状態の患者に対してアプローチと呼吸管理を行っています。比較的病態の軽度な場合には、筋力測定、6分間歩行試験、有酸素運動、重度な場合には、アシストエルゴメーターを使った病室での運動や、排痰能力の低い患者に対して排痰補助装置(カフアシスト)を使用した排痰訓練などをチームで協力して実施しています。特に排痰訓練に関しては、カフアシストやパーカッションベンチレーターを臨床工学技士と協力してリハビリに取り組んでいます。
呼吸リハビリテーションは、運動だけでは効果が少なく、病状を管理コントロールする医師、日常生活指導を行う看護師、栄養のサポートを行う管理栄養士、退院前後の生活をサポートする社会福祉士など、多職種が協力することで初めて最大限の効果が出ると考えています。当院はそのすべての職種がチームとして活動できる体制が整っており、月1回チーム全員が集まって行われるリハビリカンファレンスでは、相談・検討をしながらサービスの提供を行っています。

理学療法士が主に行っている内容

  1. 活動中の酸素吸入量の調節
  2. 運動療法
  3. 呼吸筋訓練
  4. 排痰法の指導・体位ドレナージ
  5. 退院前生活動作指導

リハビリテーションでは個々の患者の生活動作、要因を評価しその結果に応じて個々に合わせたプログラムを実施しています。

当院のリハビリテーション設備の紹介

自転車エルゴメーターバイオデックス・トレッドミル

自転車エルゴメーターバイオデックス・トレッドミル 

アシストエルゴメーター

アシストエルゴメーター

筋力運動機器

筋力運動機器


リハビリテーション室には、有酸素運動機器として、自転車エルゴメーターやバイオデックス、また様々な筋力運動機器が充実しており、呼吸器疾患患者のそれぞれの病態に合わせた運動設定で運動が実施できます。またリハビリ室まで来室できない、重度な呼吸器患者に関してはアシストエルゴメーターを使用し、病室で有酸素運動を実施しています。

機械による咳介助(mechanical insufflation-exsufflation:MI-E)と徒手介助併用の機械による咳介助(mechanically assisted coughing:MAC)について

機械を使用する排痰補助装置(カフアシスト)の役割として、気道内に陽圧を加え、その後急激に陰圧に切り替えることにより、肺から高い呼気流(流速)を生じさせることで、気道にたまった分泌物を排出させる(疑似咳)ことができます。

咳ができない、弱い患者さんを中心に適応があり、2012年診療報酬に排痰補助加算が新設(在宅患者に対して)されて以降、広まりつつある排痰理学療法の一つです。

院内においても神経筋疾患の患者(筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症など)を中心に使用をしています。

また、排痰補助装置においても色々な機能が追加され、臨機応変の操作と身体的な評価なども行う必要が出てきました。機器の操作を臨床工学技士が、患者さんの体位調整や理学療法などを理学療法士がそれぞれ協働して行い評価し、得られた成果は国内の各部門の学術会合で報告されて、大きな反響を得ています。共同での呼吸リハビリテーション介入件数は平均で200件/月です。当院の特色のひとつでもあり今後も件数が増えていくことが予想されます。

「呼吸リハビリテーションについて」のご質問・お問い合わせ等は
大分県別府市大字鶴見4548番地
国立病院機構 西別府病院 地域連携室 牧内
TEL 0977-24-1221 までお気軽にどうぞ
アクセスマップ

〒874-0840 大分県別府市大字鶴見4548番地 TEL:0977-24-1221 FAX:0977-26-1163

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